配達と修理

こんにちは。
先日は和歌山に配達に行って参りました。
普段は京都市内のみ配達に行かせていただいているのですが、
今回は色々な要素が重なり遠足気分で根来まで。
配達を無事に済ませ、お目当ての根来寺へ!


この冬にMIHO MUSEUMの展覧会「根来」を観た時から、行ってみたいけど行く機会なんてないわー
と思っていたら、すぐにその機会がきました。



その配達の3日程前にお預かりしたのが、高さが60センチ位はあるはずの無残なシーサー。

お店の前で店番をしていたら事故に遭いこのお姿に。

シーサーの修理は初めてでした。今後もあるかどうか。
あまり移動したくなかったので、自宅の玄関先で修理しました。
今回は漆を用いた伝統的な技法、、、ではなく、弾性の強力接着剤、エポキシパテ、水性塗料を使用。
耳の先、横、口の横、歯、そして鼻、足りない部分も随分ありました。鼻は目立つので気を使いましたが、全くわからないという訳にもいかず、ちょっとお酒をのんで酔っぱらった風に。
居酒屋さんの看板シーサーなのでぴったり?お許しください。

2週間の間「行ってきます」「ただいま」と声をかけてきましたので、お戻しするのは寂しかったのですが、
「シーサーですか!!」と到着したら直ぐにお店の方が出てきてくださり、次々にスタッフの方も出てこられ、お帰りムードに包まれてちょっと感動しました。

修理したのは向かって右に置く雄のシーサーで、開けた口から福を呼び込むのだそうです。左で留守を預かっていた雌のシーサー(災いが入って来ないように口を閉じている)も喜んでいる、はず。